いろは一族 永久と刹那の輪舞

「俺の屍を越えてゆけ」のプレイ記です。

いろは一族 永久と刹那の輪舞

1020年11月~1022年7月 いろは千代乃

1020年11月~1022年7月 いろは千代乃

千代乃っちの逝去回です。

健康度が下がり始めると遺言に備えて心構えをするんですが、その気持ちも前回の出来事で一瞬にして吹き飛んでいきました。
前を向いても後ろを向いても絶望しかないですが、ゲームは立ち止まってくれないので少しずつ受け入れていこうと思います。

前置きが長くなってもアレですので、早速振り返っていきますね。

 

ALL火の女





生まれてから翌年の8月までの逝去ロール。

戦い中心の生活を送っていた千代乃っち。
皮肉にも戦場にいるのが凄く似合っちゃうんだよなーーー……。戦いも日常の一部だったんだろうね。

 

そして、度々話題に上がる素質と成長バー。

◀1020年12月来訪時のスクショ
ALL火に特化しているのが彼女らしさでもあり、大好きな要素の1つです。

心火の保乃さんと火属性の三ツ星凶太さまから生まれれば、まあそりゃ素質はALL火にもなるよな……って感じですが。笑


改めて見ると、この家族……揃いも揃って素質が似てますねw

 

◀1022年3月のスクショ
何度もネタにしてきましたが、この世代の子は何故か軽率に心水を無くしがちで、千代乃っちも例に漏れず心水を無くしていたのが印象的でした。
この辺りのステータスは主に布都様との対比になっていて、それも個性だなあ……と感じています。

 

そして、これは個人的な話ですが、千代乃っちはカラーリングがALL火なのもあって作画は群を抜いて大変でした。
というか、千代乃っちの世代の子は全体的に作画に苦戦しています。
ロングヘアーだったりアクセサリーが多かったり……で。笑

 

弓使いと戦闘スタイル

ニコラ様の役職を引き継ぐ形で弓使いになった訳ですが、これといって目立った功績はないんですよね……。
ニコラ様は当主だったので自由に操作出来ていた分、千代乃っちは進言という形で行動に制限がかかってしまい、むしろ使いにくくなってしまった印象。悲しいね……。
周りの子たちの敏速が高いせいで、千代乃っちに出番が回ってこないまま戦闘が終了するパターンも多かったです。

◀1022年1月のスクショ
順番が回ってきても何故か術の進言を採用することが多かったかな。(プレイヤー的には敵を一掃したかったのかもしれない。)
おかげでいかなる時でも燃やしたがる女へとなっていったわけですが。

◀1021年4月のスクショ
ちなみに、燃やす以外のことも率先して行っていました。(この時の蛇麻呂はほぼ効果がなかった模様)

 

あとは、敵の攻撃を避ける回数が他の子と比べて多かったかな。
これはまじで助かりました。

◀1021年6月のスクショ
◀1022年4月のスクショ
弓使いが他職業と比べて敵の攻撃を避けやすいんだと思いますが、そこは敢えて師匠であるニコラ様譲りなんだと思っています。
サンキュー弓使い!!サンキューニコラ様!!

これは何度も言っていますが、弓使いじゃなかったらまた違った活躍を魅せていたんじゃないかな。
火力もあるし、体力もあるし。見てみたかったなー。

 

◀1022年7月のスクショ
そんな千代乃っちですが、ラスト月(1022年7月)では一度も術を使用せず通常攻撃のみで戦い抜いたのって、きっと弓使いとしての矜恃を示しておきたかったのかな……って今更ながらに思います。

 

一族との関係性

①保乃さんとの関係性

母親です。

◀1021年2月幕間漫画
これは幕間漫画で軽く触れたシーンですが、
娘が落ち込んでいるときには背中を押す関係性も築けており、これといった問題もなく過ごしていたと思います。

千代乃っちの猪突猛進なところ、保乃さんの来訪時の「夢は当主です!」的な雰囲気に似ていて、根の部分が似た者親子でかなり好きなんですよね。
千代乃っちの常に前向きなところは両親(保乃さんと三ツ星凶太さま)の心火を受け継いだと思っていて、かなり好きな親子です。
心火特化、良いよな〜〜〜🔥

 

②ニコラ様との関係性

同じ弓使い、いわゆる師弟コンビです。
いや〜〜〜〜〜、めちゃくちゃ好きですね。
とは言っても、本格的に絡んだのは訓練をしたたった1か月だけですが。

千代乃っちは来訪したてだったので、ニコラ様の弱さについては関与していないどころか知らずに生きていたと思います。
当時のニコラ様は弱っていたとはいえ、元々持ち合わせていたカリスマ性は幼き千代乃っちにとって輝いて見えたんじゃないかな。千代乃っちは格好良くて強い人に憧れるタイプなので。
千代乃っちの一人称「俺」はニコラ様に影響されていると思っています。かわいいね。

 

③布都様とへき瑠タソとの関係性

1番迷惑をかけた相手です。笑
とはいえ、布都様とはそれなりに討伐を重ねてますし、彼の強さは嫌というほど肌で理解していたはずです。

布都へき瑠のやり取りを1番近くで見届けていた千代乃っちからしても、彼らの関係性は「守りたいもの」の1つだったように感じます。
本人はその辺り無自覚だったと思いますが。

布都様が大丈夫じゃないです状態になって以降、布都様へはあえて過度にコミュニケーションを取らないようにしていたと思うんですが……どうかな。
必要最低限の会話はするけれど、踏み入った会話とかはあえて距離を置いていた……とかそんな感じ。
布都様を見限った……と言えば語弊を生みますが、成長するにつれて「触れていい場面」と「触れてほしくない場面」の区別を次第に理解していったと思っていて、その結果の距離感だと思うので。
何と言葉を掛ければいいのか分かり兼ねていた説もあります。

千代乃っちは頭は良くないし本人もそれを理解しているので、下手にコミュニケーションを取っては自分の発言で相手を傷付けるのだけは最低限避けたいはず。
聞こえはいいですが、裏を返せば自分を守るための行動でもありますね。下手に励ましてもお互いの傷口に塩を塗るだけですし。
他人のために行動が出来るし、それと同じくらい自分のためにも行動が出来る子でもある、そんな風に思います。そう思いたいです。

 

④利央様との関係性

別名:ちょりおコンビ

同世代組です。
ちょりおがチェリオみたいで可愛い〜〜と思っていた時期がありますが、いざ蓋を開けてみればワガママ放題・暴れ放題の2人組だったので布都様は本当に苦労したことでしょう。笑

◀1021年9月幕間漫画
とはいえ、この2人に共通して言えるのはメンタルがめちゃくちゃ強いってところで、大江山での出来事に関しても直ぐに立ち直ってくれました。
この2人が大江山メンバーで良かったな〜〜〜って今でも思います。
流石心水を容易に捨てただけはある。でもその捨てた心水はちゃんと拾って欲しい。切実に。

とか何とか言いましたが、この2人は""全然似ていない""って所もポイント高いですね。
布都様との関係性でも軽く触れましたが、利央様も同様に自分のために行動が出来る子です。これはちょりおコンビの最大の強みです。
自分のために……なので、自分の感情は偽らず真っ直ぐな子たちです。
一族のために……と頑張っている彼女たちですが、最終的には自分のために行動してほしいな……って気持ちがあるので。

利央様とは付かず離れずの距離感があり、そこが今までの一族とは違った関係性でもあり、謎の安定感があって好きです。
まあ、総括して問題児コンビに変わりありませんが。
同世代が利央様だったからこそ、千代乃っちが自由にのびのびと活躍出来たんだと思っています。

 

⑤次世代との関係性

次世代が登場すると自分第一とはいかなくなるのがツラいところ。

◀1022年4月幕間漫画
おぬえちゃんに関しては、布都様の件もあったので人一倍気を掛けていたように思います。
娘のルキア様を差し置いて心配していたんじゃないかな。(ルキア様もちょりおコンビ同様にメンタルがエグいくらい強いと思うので、そこまで心配していないというか……何というか。)
敗走は……誰も幸せにならないので………………。
なので、おぬえちゃんの2度目の敗走を知らずに亡くなったのは、ある意味良かったんじゃないかな……とも考えてしまうんです。
知らない方が幸せ、とは多分こういうことにも当てはまる気がします。

 

娘であるルキア様からはバカに思われている節があるかも。
ルキア様もルキア様で「ワタシの母って馬鹿だなー」って考えていそうな所がポイントです。それと同時に「馬鹿みたいに真っ直ぐな人だな」と思われていそうな所もポイントです。
ルキア様はどちらかというと斜に構えるお方なので。

特別仲が良いわけではないけれど、仲が悪いのかと問われればそうじゃないよ、とハッキリ答えられるのがこの親子の特徴です。
こういう関係性があってもいいな、と思えるのが俺屍の好きなところの1つ。

 

大江山討伐


大江山討伐メンバーの一人です。

3人編成で当時はどうなるかと思いましたが、何とか朱点童子を討伐することが出来ました。
布都様の逝去回で散々語ったので、改めてこれと言って語るものがなかったりします。
大江山での戦いはどちらかというと「一族の戦い」よりも「布都様個人の戦い」であったように思うので。

 

◀1021年11月のスクショ
後述しますが、交神相手の石猿田衛門さまとはこのタイミングで初顔合わせです。
竜神刀もちゃっかりゲットしているんですよね。石猿の巻物もゲットしているし、なかなかに豪運。

◀1021年11月のスクショ
千代乃っち本人としては攻撃したかっただろうに、徹底して布都様のサポートに回ってくれました。
欲しいタイミングで回復やバフ重ねが出来たので、全体的に運に恵まれていたんだと改めて思います。朱点童子戦でのちょりおコンビは無傷だったので、余計そう感じるのかな。
助かったよ……本当に……。

朱点童子に関して色々と思うことはありますが、全て布都様が背負ってくれたので「ありがとう布都様……」の気持ちでいっぱいです。

 

交神


プレイヤーの意図とは反して一族が勝手に行動するシーンが度々あるんですが(ニコラ様の命名シーン、保乃さんの討伐続行判断など)、千代乃っちの交神も気付けば勝手に進んでいました。
この時の千代乃っちは1才1ヶ月、しかもへき瑠タソが亡くなった翌月だったので、タイミングとしてはかなり妥当だったかな。

お相手は石猿田衛門さま。

◀1021年12月のスクショ
めちゃくちゃ似合う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
幕間漫画でも語っていますが、当時の千代乃っちは藁にもすがる思いで神様に助けを求めているんですよね。交神は二の次で。

◀1021年12月幕間漫画
初めて弱さを見せたシーンでもあるし、「神様に助けを求めた」という構図自体が布都様の交神と重なる部分があって色々と考えさせられます。
とはいえ、大江山の出来事があったにも関わらず翌月即行動に移せてしまうのはかなりのバイタリティ。感心せざるを得ません。

◀1021年12月幕間漫画
千代乃っちの良さが発揮された出来事でもあるので、プレイヤー個人としてもかなり思い入れのある交神です。(千代乃っちの前後の人の交神がうまくいっていないので……余計……。笑)

 

印象に残っていること

千代乃っちがいるだけで場面が一気に明るくなる、というキャラクター性がプレイヤーにとってかなり印象深い子でした。
彼女の世代は「大江山討伐」という俺屍の鍵となる出来事があり、その後の展開次第では一族の士気に関わる出来事に発展してもおかしくないんですが、”””彼女の明るさがあったからこそ最悪の事態を避けられた”””といっても過言ではないと思っています。
(布都様という犠牲がありましたが……トータルで見ると……ね。回避出来ていたんじゃないかな。)

 

上記でも語りましたが、戦闘中ひたすらに燃やそうとしていたのも印象深いです。

◀1022年3月のスクショ
術の進言採用率の異様な高さよ……。

◀1021年2月のスクショ
戦闘面で言うと、初陣の頃のヘロヘロ攻撃しか出来なかったり回避されたり魅力されたりのgdgdっぷりも初々しくて好きなシーンの1つです。
とはいえ、最後まで弓使いと彼女の素質を十分に活かしきれなかったのも心残りです。こればっかりはなあ……。

 


 

遺言

そんな千代乃っちの遺言。


これはプレイヤーの妄想ですが、この遺言って「恨み足との戦闘が行われている最中でのセリフ」だったんじゃないかと思っています。
強制的に戦場から退場されられた千代乃っちに皆して駆け寄ってくれて、だけど立ち上がることすらも出来なくて、死を理解したその瞬間に思わず発した言葉……だったんじゃないかな。

彼女の最期は所謂”””戦死”””そのものです。
ですが、ある意味それも彼女らしい最期なんじゃないか……と、今だからそう考えさせられるというか。本当はそんなこと、1mm単位も思いたくもないんだけど。

元々家に引き篭っていられるようなタイプじゃないですし、千代乃っちの信条は「無病息災」なので、ひとり大人しく布団の上で息を引き取るのも本当は嫌だったんじゃないかとも思うんです。
プレイヤーの判断ミスで千代乃っちを討伐隊へと編成してしまいましたが、そう考えるとそれもある意味判断ミスではなかったのかな、と。

とはいえ、人ひとり戦死させてしまったという事実は消えません。
唯一の救いは、千代乃っちはその後のおぬえちゃんの敗走を知らずに亡くなったという点だと思います。
そう思わないとやってられないです、主に気持ちの面が。

 

総括

千代乃っちは大江山討伐メンバーということもあり、どんな遺言がきてもいいよう心していたのですが、まさかこんな形で千代乃っちの本心が聞けるとは思ってもみなかった…な……というのが本音です。
恨み辛みなく今日まで生きてきたんだろうね。
ある意味千代乃っちらしい生き方でとても好きです。

1番のムードメーカー的存在がいなくなってしまうのは悲しくもあり寂しくもあり、今までの一族とはまた違った意味で心に穴が空いた気分です。
最後までお疲れさまでした。


千代乃っちは喜怒哀楽のある子でしたが、やっぱり笑顔が1番似合うね。